このお庭のご依頼は、既存の樹木が育つ場所の近くに、ご家族で屋外にて気持ちよく過ごす場所を作成することでした。

こちらが施工前の様子です。写真のように、大きな樹木の木陰の下で、すでにテーブルセットなどを置かれて過ごす場所を、ご家族の手により設けておられました。この場所を含めて、計画を考えました。
この場所は、すでに触れましたが、あまがえるが数年前に植えさせてもらった樹木も含めて、果樹や、この地域の山にみられる広葉樹など数本が、この場所を取り囲むように植っています。
そこでご提案させてもらったのが、東屋風のデッキでした。


完成したばかりのウッドデッキに、お持ちの椅子やテーブルなどを置かれて楽しまれています^_^
今回、デッキを提案させてもらった理由の一つに挙げられるのが、側に植えられている樹木の根っこを傷めないという事です。過ごす場所には、いろいろあるかと思います。例えば、他にレンガ敷きのテラスや、石のテラス、タイルなどを使ったテラスなどもあるでしょう。デッキのように少しグランドレベルより高くして作る場合もあるかと思います。
あまがえるとしては、樹木がすでに植っていて、これからも育て続けるのであれば、迷わずウッドデッキをお勧めします。
なぜなら、ウッドデッキの場合は、その他のテラスと違って、床面を何点かの点で受けるからです。具体的には、床下をのぞいてみると、何箇所かを柱で支えています。

柱で支えているところ以外は、写真のように、宙に浮いたかたちになっているのが普通です。この「宙に浮いている」ということが、とても重要なポイントなのです。点で受けているところ以外の宙に浮いている面積が、他のテラスには全くない構造といえます。樹木の根っこは、この宙に浮いている部分なら、のびのびと張り巡らすことができるので、傷む可能性がかなり低くなります。
もしレンガなどを敷き詰めると、根っこが行き場を失うか、頑張ってその下に伸びていき、そこで太くなることができればテラスを持ち上げてしまうか、樹木自体が傷むかのどちらかが将来起きてしまう可能性が高くなると考えます。どうしても、レンガを使った場所を作るならば、なるだけ目地を広く取り、レンガを固定するための下地は、なるべくセメントなどでガチガチに固めないで、ゆくゆく根っこが持ち上げた場合には、レンガをそこだけ外して、根っこの方を生かしてあげるという前提で作るようにお勧めします。(それならレンガもありかもですが、やはりデッキの方が安心ですよー)

このようにパーゴラの柱にしても、根っこが近くにあっても、点で設置する構造なので、作ることも難しくないと思っています。^_^
既存に樹木がない場合、テラスを作ると同時に、樹木を植える場合であっても同じ事が言えます。樹木のそばで「過ごす場所」を作る場合は、将来のことを考えてあまがえるは、迷わずウッドデッキを選びます^_^
そして、ウッドデッキをつくるときは、これも迷わず地域の山で切り出された木材を使います。あまがえるの場合は、現在丹波市産のヒノキに防腐剤を加圧注入したもので作らせてもらっています。
お庭の中の樹木の環境と両立させ、地域の山の環境保全、ひいては地域の生態系の保全、もっともっとひいては^_^地球環境の保全につながるとも言えると考えています。(いろんな意味で^_^)
パーゴラで、施主様は、ブドウを育てたいとおっしゃってます。木陰とともに、植物の力を、大いに楽しみながら、その恩恵も受けられる場所になりそうですね♪
