六甲山の標高800m付近のとある会社施設のフィールドで、循環型の暮らしにつながるお庭づくりワークショップの指導をさせていただいてます。
フィールドでの作業は、お庭づくりの中でも使える「高低差をつけるための溝づくり」と「その溝をフィールドから発生する枝で仕上げる」という作業です。
枝で仕上げるのは、まるでクリスマスリースを作る工作のように、枝と枝を絡めながらしていただいています。
このようにする事で、溝が土で埋まることを防げるという効果だけでなく、土を土壌化するのに役立つ小さな生き物のすみかになる可能性があり、さらにゆっくりとですが分解して土に還れば土を肥やす効果も考えられ、さらに次に剪定した際に生じる枝葉を投入し続けられる「循環の場」にもなってくれます。
とってもいろいろな意味を持つ場所となり得ると考えています。
お庭の木々の根の先付近かなと考えられるラインに細くて浅い溝からでいいと思うので、このような地面のくびれを作ると、土の中の水が染み出し、その分空気が入り込み、木々の根に酸素が供給されるようになりと考えています。
もちろん、木々の元気がよくなさそうに見える場合にする作業です。元気よく育っているならわざわざする必要はないと考えていいかと思います。
ただ、剪定枝や葉っぱを廃棄せずに有効に使いたい場合は、溝を作るだけでなく、細かく切って土の上にマルチ(カバーすること)することもあまがえるではお勧めしています。