一見石のようにも見えるグレー系の小径の材料は、大型の耐火レンガです。それも、過去に溶鉱炉などで使われていたレンガの再利用品を使っています。
こういったレンガは、岡山の備前に集められて、また新たに耐火煉瓦を作るための材料に使われるということですが、状態のいいもので、また景観づくりの材料に使えるものは、ガーデニング用に流通されています。
お庭の中で、舗装が必要な部分の材料に石材やレンガなどはよく使われますが、可能な限り環境に負荷をかける度合いを低くしたいと考えています。
このような再利用の材料は、新たに山から石を切り出したり、土を掘り出して作られるものに比べると、比較的ではありますが環境への負荷は和らぐと思われます。
風景、環境を考える仕事をさせていただく私たちのような立場であれば、なおのこと素材選びには今後も慎重になっていきたいと考えています。