みなさんさむ〜〜い日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
先週の1月27日は朝から雪が降り三田地方も雪が積もって車の運転が怖かった
かと思います。そんな中、あまがえるとその仲間で、去年の5月から醸造して来た
醤油のしぼりを猪名川で行いました。
この写真は5月に樽に豆や小麦の麹、塩と水を仕込む場面です。
この樽の中の材料をその後一月に一回の割合で天地返しします。(樽から樽に移し替える)
11月までこの作業を続けて、いよいよ1月27日のしぼり〜〜。
この日に合わせて、長野県から岩崎さんという方が来てくださりました。この作り方で長野県を
中心に活動されていて、若い後継者にも指導をされています。その後継者の一人が、三田地域で
私たちをリードしてくれている、けせら畑の松岡大輔さん。今回は師匠自ら関西に来てくださり
松岡くんがリードしていくれている4地域の方々一堂に会しました。
しぼりが始まると、しばらくして船と呼ばれる道具の下の方からお醤油が出て来ます。
一番搾りって感じでしょうか。岩崎さんが味見してもいいよ〜〜と。
すかさず、参加していた子供さんも指につけて味見!美味しくって、味見が止まりません。(笑)
この子たちは本当の醤油の味を体験して、きっとちゃんと作られた食べ物の味を
覚えていくんだろうな〜〜。と感じます。
それにしても舐める舐める!!そのうち口をそのままそこに持っていかんばかり!
(流石にそれはなかったけども)
私たちは、便利さを求めて、いろんな「簡単」「便利」「早くて安い」を
現代社会において獲得したのかもしれません。
が、そのかげで大事なものをたくさん失って来ていると多くの人が薄々と感じて来ている
と思います。
この醤油の様に、自然の生き物が作った材料(これも植物という生き物!)を
また微生物という自然の生き物の働きだけでできた、
自然の恵を生活の中にちゃんと組み込んで、次の世代に繋げていくということが、
本当に当たり前の様にやっていけたらなあ〜と感じさせられています。
岩崎さんはおっしゃいました、「美味しいから、子供たちは味見をやめない。それだけです。笑」
と。化学物質で作られたものでなく、本当の食材のみでできた本当の味って、やっぱりダイレクトに
子供達に伝わるんですね!