イラスト

見出し あめかぜ日記、時々晴

竹林整備から発生する資源

5年前くらいから、あまがえるが竹炭や竹の枝葉、竹の幹を資材として使うものを、三田市の活動団体の草源舎さんにお世話になっております。代表は廣谷さん。(冒頭の写真)

今取り掛かっている、加古川市の機械メーカーの新社屋工事でも、たくさんの資材をお願いしております。

写真は、竹の枝葉や樹木の枝葉を束にして、ソダという資材を使っている様子です。

ソダは、植栽エリアの周囲の素掘りの溝に伏せ込む資材です。

上の写真が、完成品。このソダを、加古川の現場では、約1200束使うことになっており、廣谷さんと、廣谷さんの活動エリアの地域の方々のお手伝いで作ってもらっています。

この取り組みから考えられるプラスの効果は、

①竹林整備によって、地域の里山環境をお手入れする活動の運営資金になる

②この資材を使う場所(加古川市の現場)においては、やがてこのソダが土にかえるので、この溝には、この庭から発生する枝葉を永遠に使える。

つまり竹林整備をした地域と、この竹林整備の発生資材を使うお庭から、二つのフィールド(地域の竹林と新社屋の庭園)のお手入れによって発生する有機物を、循環し続けることができるという効果が見込めます。

写真の方は、廣谷さんと繋がりがあるご近所の方ですが、この作業は、とても楽しく、無心になれる^_^とおっしゃってました。

他にも、親子で参加してくれる方々もおられるそうで、みなさん楽しみながら作業をしてくれているとのこと。

もちろん、作業に伴う費用もお渡ししておられます。

もしかしたら効果の三つ目として、

③自然素材を使ってグループで作業することによる楽しみ、心身共にリフレッシュになる

ということも付け加えることができるかもです。

地域の環境保全にも役立ち、地域のコミュニティ活動にもなり、活動の費用にもなって、この資材を使う場所にも循環型のメンテナンスができる効果ももたらす仕組みになっていると考えると、もっともっと竹林整備から発生する資材の循環の仕組みを広げ、この先も長く続いていくといいなあと思ってます。

今回は、加古川市の新社屋建設の施主である株式会社ムサシさまの、この資材そのものとこれが出来ていく仕組みへのご賛同により、たくさんの資材提供ががないました、この場を借りてお礼申し上げます。