H30年の11月23日、コープ自然派兵庫の西宮センターで竹パウダーコンポストの
講習会を開催。竹パウダー銀行の三田駅前支店(!)のあまがえるの木下有日子が講師を
させていただきました。
13名の参加者が集い、皆様に三田の竹林整備でできたパウダーを持って帰ってもらい、
今日から堆肥作りにチャレンジ!していただくことに。
このコンポストは、色々とある中でも、比較的続けやすいと好評。
しかも、続けることで地域の竹林を整備していけるという、地域の環境保全にも
貢献できる素晴らしい仕組みです。
参加費は最初の500円のみで、堆肥を作っていけば、できた堆肥と新しいパウダーを
永遠に交換していけるという経済的にも「優しい」です。
さて、今日は、コープ自然派兵庫の組合員の方々が参加者でしたが、
驚かされたのは、自然環境に対する意識が皆さんとっても高い!ことでした。
自己紹介の際の皆さんの一言コメントから、印象に残ったフレーズを抜粋させてもらうと
「生ごみを捨てたり燃やしたりすることがもったいなくて、罪悪感を感じすらする」
「以前造園の仕事をしていた。土作りからもう一度、学んでいきたい」
「堆肥が作れる人になりたい!」
「指圧、食事療法の指導をしている。人は自然の中でしかいきられない」
「暮らしを循環型に変えていかないといけない」
「自然農の菜園をやっている。土作りからやっていきたい」
「堆肥とはそもそも何なのか?」
(メモを取りながらなので、表現の仕方はこの通りではないかもしれません。お許しくださいませ!)
驚いたことに、多くの参加者が、「土」作りにつなげてこの講習会を受けに来ていらっしゃいます。
今回の参加者はすべて女性。日々の生活の中、暮らしの中の「食」「農」「環境」というものを
「土」から考え直そうとしておられるのを見て、現代社会の暮らしを根底から考え直していけるのは
やはり「女性の力」だ!と感じさせられた次第です。
最後に、あまがえるが今思うこと。
人が暮らしている生活圏はたいていの場合、大きな機械の力で造成された場所。
その際に、何百万年、何億年かけて作られたかもしれない「かけがえのない土」、
植物や小さな生き物(微生物の含む)が生きていける「優しい土」が削られています。
その生活エリアを優しい環境に変えるために、人の小さくて優しい力とともに、
植物や他の生き物の力を借りて、
土を、環境を、みんなでより良くしていきたいものです。(時間はすっごくかかりますけども!)
銀行の頭取(!?)佐藤さんもお話ししてくださいました。
小さなお子様も話を聞いてくれていました。
持って帰ってもらうパウダー。