まちで生まれたグループ農で循環型の暮らしへ

大都市といっても言い過ぎではない「尼崎市」のとある住宅街でこの春から
小さなグループ農の活動が始まりました。尼崎はたけ部として現段階で10組ほどの方々が
参加。尼崎の「穀菜食堂なばな」の金岩日佐美さんをリーダーに、農業指導は「けせら畑」の
松岡大輔くん、という構成です。

はたけスペースを貸してくださっているのはこの地域のレンタルスペースのオーナーの北元さんご夫婦です。

この活動が始まったきっかけは昨年の11月に尼崎で企画した「草のねmeet」という集いです。
その中で見た映画「エディブルシティ」の後に開いた座談会で、オーナーさんからの提案があって、この春に
動きだした次第です。

楽しくまちの中で小さな農を体験できるということだけでもひじょ〜〜に画期的なことだと思うのですが、
さらにあまがえるが感じている、この場所と取り組みの意義を書かせてくださいませ。以下の通り!
 
  ①大消費地と言える尼崎のまちの中で少量かもしれないが「自給」ができる。
  ②今まで捨てていたもの、例えば近くの公園や街路樹、はたまた近くのお庭の木々の落ち葉
   を資源として使える。(堆肥やグランドカバーとして)
  ③このはたけで育てた作物から得たタネを次の代にの受け継いでいける。
  ④子供達が農を身近に体験できる。(もちろん大人もですが)

などなど。(もっとあるかも)

特にあまがえるは②の「落ち葉」にはより以上に期待をしています。
まちの木々が落とす落ち葉は今の時代厄介者になってしまっており、それがために街路樹や公園の木々、最近では
一般のお庭の木々が痛々しい姿に見えるくらいに短く切られています。

ここでは、「落ち葉」を大切な資源として使っていこうという考え方を皆さんが持っておられます。
落ち葉をグランドカバーにする意味は

 ①土に雨が直接当たると土の表面にクラストと呼ばれる膜ができ水が浸透しなくなるのを防ぐ。
 ②落ち葉が腐葉土化すると畑の土を肥やしてくれる。
 ③ここの落ち葉と腐葉土を通して地中に染み込んだ水はやがて川〜海に繋がる可能性があり、それは海を豊かに
 する可能性へとつながる。

といったところでしょうか。もちろん、まちのゴミの減量につながります。そもそも、ゴミとして燃やされていること自体ちょ〜〜〜ナンセンスなことと言えると、僕たちは思っています。

落ち葉がたくさん使えるこの様な場所が増えると、理想は「もっと落ち葉が欲しい」という希望が生まれて
「まちの木々の枝を短く切るのはやめて、伸びやかに育てよう!」
という声につながるかもしれません。もし木々の枝葉が伸びやかになれば
まちの風景が豊かになるだけでなく、夏はまち全体を涼しくしてくれますし、騒音を和らげ、防塵もしてくれますし、防災にもつながります。(阪神大震災時には火災を止めた場所もあると聞いています。)

本当の意味で、木々の持っている効果が高くなるのです。

長くなりましたが、あまがえるはこの尼崎はたけ部から始まった動きを今後も追いかけさせていただき、可能ならば別の場所でもこれを参考にした動きが生まれる様にいろんなところで紹介をさせていただけたらと考えています。はたけ部の皆様!今後とも何卒よろしくお願い申し上げまーす!