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見出し あめかぜ日記、時々晴

お庭のお手入れ(草との付き合い方)

昨年、1月につくらせていただいて この春初めてお手入れに伺いました。

2019. 1.22  完成直後の様子

完成した時と比べると 表土の部分は、かなり緑で覆われました。この感じも素敵だと思いますが、ちょっと歩きにくいかな。。。

地表を覆っているのは、クローバーです。よく見ると、所々に植えた山野草も隠れてしまっている状態でした。

 

今回のお手入れでは、歩くスペースのクローバーは、抜き取りました。

クローバーが表土を覆っていると、土が流れたり、硬くなっていませんでした。
クローバーを持ち上げると、ダンゴムシが わーわと働いていました。
(好物の枯れ葉をせっせと食べ、分解してくれいる様でした)

植栽スペース内のクローバーを撤去してしまうと、表土の保護ができなくなり、現状と比べると 土壌環境の悪化につながります。(根は、様々な微生物と共生しているそうです。根を抜くと、せっかくの微生物も無くしてしまうことになりますので、抜かずに刈ることをお勧めしています。)

刈り取ったクローバーは、草マルチ(草で表土を覆う)として再利用しました。
クローバーの根を残した所もありますので、また生えてきます。その時には、繁りすぎる と思う所をカットし、 草マルチ に使用します。これぞ 持続可能!  のマルチ材。しかも地産地消です。

草マルチした所に 竹炭を散布しました。 竹炭はたくさんの穴のある物質です。穴は微生物のすみかになります。草が土に還るとフカフカの土になります。

 

 

歩くスペースは、歩きやすい様 すっきりと。
植栽スペースは、刈り草を利用して 持ち込まない・持ち出さないお手入れで仕上がりました。表土は、有機物(落ち葉・刈り草・炭)で覆うと 土をつくる生きものたちのエサとなり、少しずつフカフカの土になっていきます。

土壌環境が良くなっていくと、保水力も高まり 水やりが楽になります。
植物は、健康に育つと  病害虫から防御できる様になります。

土壌と腸内の微生物は、ほぼ同じ種類が住んでいるそうです。
人は、 腸内環境が良くなると 免疫力が高まるそうです。
土壌と腸内、二つの環境を整えるのが、これからの時代とても大切なことの様に思います。