これも一つの剪定への考え2(剪定枝の処理)

まちの緑の存在は、地球温暖化の原因となっている温室効果ガス・二酸化炭素の固定に役立っているか?色々と考え方があるようですが、確実に言えることは「まちの緑のメンテナンスのあり方」によって、その効果はプラスにもマイナスにもなるということのようです。

植物は成長する時に、二酸化炭素を固定してくれます.二酸化炭素は光合成の際に体に取り込まれ、炭水化物となって植物の体になるのです。
しかしながら、せっかく炭素の塊になっている枝や葉を、人の生活圏では毎年のように剪定してしまいます。さらに剪定した枝葉をゴミ扱いにし、焼却処分するのが従来の流れ。この流れでは、せっかく固定した炭素をまた空気中に戻すだけでなく、化石燃料を燃やしているわけですから、全く温暖化の緩和にはなっていないどころか、余計に温暖化を進めてしまっています。

では、どうすればまちの緑が地球温暖化の緩和に役立つか?いたってシンプルに答えると、

①出来るだけ切らなくてもいい枝は切らないということと

②やむなく剪定した枝葉を焼却処分しない。そして炭素を別の形にして固定する。

ということになるのではないかと思います。

そこで、あまがえるでは、剪定した枝葉をその場でチップにして、切った木の足元の土のグランドカバー材として使うことにしています。(マルチングというらしい)


写真のように、レッドロビンの生垣の足下にはレッドロビンを切った枝葉のマルチングをするということになります。
切った枝葉を切られた木々の足元の土に返す形になるわけです。
枝葉ができる際に使った足元の土の中の栄養素を、また元に戻すということになりますので、そのプロセスにおいては物質が循環しているだけで、過不足がゼロということになるわけです。
従来のように、切った枝葉を毎年のように外に持ち出し、それを焼却するということは、土から毎年栄養素を奪い取っているようにも見えます。そして、栄養が足りないと言って、ホームセンターなどで堆肥などを買って施してやるわけで、なんとも無駄が多い感じがしてなりません。

剪定枝のマルチングをすれば、焼却に使う燃料をカットできるし、ホームセンターなどで購入する堆肥を作るエネルギーもカットできる。場合によっては堆肥が入っている袋を処分する際に生じるエネルギーもカットできることになります。いろんなエネルギーの無駄がカットできて、労力もカットでき、植物が元気になるという、いいことづくめの剪定の方法をもっともっと広げていきたいものです。