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見出し あめかぜ日記、時々晴

発想を可能な限り変えて〜マンションの植栽管理

今年で4回目になる、大阪市城東区関目のマンションの植栽メンテナンスについて。
こちらのメンテナンスの相談を受けたのは2014年の夏頃。
それまでは、ごくごく一般的な管理をある造園業者さんが行なっていました。
刈り込み剪定が主な切り方で、時期が来れば殺虫剤を散布し、冬には化学肥料をまく。

相談を受けた時には、理事会の役員さんが、そのような管理の方法に納得がいかないものを感じておられました。
ただ、どのようにすればいいのか、という具体的なご意見は持ち合わせておられませんでした。

そこで、こちらが提案したのは、農薬や化学肥料を使わず、自然の循環を盛り込んだ内容。
そして、ゆくゆくは住民の方々も参加していけるような場づくりでした。

自然の循環を盛り込むというテーマで行なっていることは、剪定した枝葉を全てチップにして土の上に敷き詰めること。
そして、住民参加というテーマにおいては、理事会から独立した植栽管理のグループ作りを一年目に行いました。

当初から、理事会の方々には、ここの植栽を森のように見て欲しいと訴えてきました。
可能な限り、植物同士がお互いにここの環境を良くしていけるように、人間がお手伝いをするという目線で見たいということ。さらにゆうと植物だけでなく、鳥や虫、土の中の微生物も環境作りを手伝ってくれるような場所にしていこうということ。

住民参加というテーマは、まだまだ発展途上中といえます。
これから、どのようにしていけば、この場所を楽しみながら使っていけるかが課題。
子供達が、この植栽の中を公園のように入っていけるように、少しづつ形も変えていけたらいいなと
グループ(ガーデニングメイト)の方々とミーティングをしています。

年々、人と植物がともにいい関係づくりができるように、みんなで育んでいきたいと考えています。