会社や工場内の敷地、商業スペースの敷地内の庭園の参考例としてみていただきたい事例です。
西脇市の服飾ブランドのtamaki niimeさんの敷地内にビオトープ空間を作りました。
ビオトープとは、池ある庭を指している単語のように使われていますが、正確にはビオ(Bio)が生物という意味で、トープ(tope)が空間という意味を表しています。つまり、野生の生物が生息する場所という意味を持つ単語で、自然環境の中においては、いろんなタイプのビオトープがあり、森や林、草地、川や沼、池や海岸、砂漠などもビオトープのタイプの一つに当てはまります。
今、自然環境においては、いろんなタイプのビオトープが少なくなってきており、たくさんの生物が数を少なくしているといわれています。
tamaki niimeさんの敷地は、地域の小さな野生の生物、鳥や虫、爬虫類や両生類などがやってくる場所にしようとあまがえる がプランを考え、施工もさせていただきました。
地域の生き物がやってくる場所を作るには、植物も、地域に見られる木々や草を中心に植えています。工事の際には、木々の苗木を写真の方々にも植えていただきました。
いろんなシーンの写真をご覧くださいませ。
この写真は、苗木を社員の方々に植えていただいた際の写真です。
2月末ごろの様子ですが、4月には葉っぱも出てきて、下のような感じになりました。
大きく育てば、間伐もする必要が出てくると思いますが、切った木々は社内の建物の中にある薪ストーブの薪にしてもらえます。まるで里山ように循環のある暮らし方をしていただけます。
水辺の空間には、水生植物や湿性植物などを4月に植えました。(下の写真)
まだまだ、植えたてなので、木々も草も小さなものが多いですが、成長をこれからも見届けていき、その後の様子も紹介させていただこうと思います。
もうすでに、水辺にはゲンゴロウやアメンボ、カエル、トンボが集まり、チョウがひらひらとび、鳥も木々にとまりに来てくれています。今の段階の写真ですが、あと数枚、角度を変えたものをみていただき、施工直後の事例紹介といたします。