アプローチや駐車場、駐輪場も風景に

機能的な場所が居住空間にはなくてはならないものです。アプローチ、門柱、駐車スペース、駐輪スペース。これらを既製品ではなく、できるだけ自然素材や手仕事のオリジナル要素を使い、尚且つできる限り植物も同居する空間にしたいと思っています。そういった事例をいくつか、こちらでご紹介します。

まずは、アプローチ階段のリフォーム。
こちらの特徴は、ずばり「石積み」。ブロックやコンクリートの四角い形の階段ではなく、自然の山道を登っていくかのようなイメージで、日々のアプローチを通っていただきます。そう言いながら、ポストや手すりは篠山の近藤鉄工房さんにオリジナルで製作してもらい、機能的な部分を楽しく作ってもいます。
違う角度から見たところです。面の正階段とは違って、こちらは脇階段。駐車場にショートカットで降りてくるのにとっても便利です。これも、近藤鉄工房さん作。(あまがえるデザイン)階段の側の部分は、石積みのラインに合わせています。

次の例にいきましょう!
これは駐輪場なのですが、やはり鉄製で、近藤さんに作ってもらったものです。柱と柱の間に、鉄の細い棒で作った柵の拡大写真を見てもらいます。
この部分がこの駐輪場の特徴1。冒頭にも書きましたが、植物をなんとか同居させてたい!という願い込めて、つる性の植物、今回はブラックベリーを足元に植えつけて、成長したらこの部分に絡めたいと考えています。次に特徴の2がこちら。

これも、あまがえるが大事にしているコンセプトの一つで、雨水利用システム(ちょっと大げさか)です。屋根の排水をこのカメ(お持ちのものでした)にため込んで、できれば植栽への水やりに使ってもらいたいと考えています。水やりにはお風呂用のポンプなども使えるかと思いますし、草花への水やりくらいならジョーロを突っ込んで、水をくんでも良いかと。
次の例に進みましょう。次は駐車場です。


こちらの駐車場はわだちの部分に使っている石が特徴的。今では入手がとっても難しくなった(というか流通はされていません)御影石という石材です。御影石という名前で売られているものは、今は全て中国かベトナム産のもので、こちらの御影石は、正真正銘、東灘の御影や芦屋界隈から産出されたものです。NPO法人の石の銀行さんが御影の駅前開発やその付近のマンション開発等によって掘り起こされ、海の埋立地に廃棄される運命にあった「御影石」を有効に使おうと確保され、登録した相手に提供してくれているものなのです。流通されているものではなく、置き場に私たちが出向いて、この場所にあった形状やサイズのものをわざわざ選んで使わせていただいております。いろんな色や表情があって、それだけで良い風景になっていると思っています。

最後に、玄関前の目隠しスクリーン(やはり近藤さんの手によるもの)こちらもフェンスにつる植物を絡めてゆくゆくは緑のスクリーンにしようというものになっています。緑がからまない今の状態でも、 鉄の手仕事の風合いを楽しんでもらえるかと思っています。

以上でした。あまがえるの場合、このような機能的な部分にも、なんとか自然の味わいや植物の緑、水の循環などを取り入れよう(無理やりでも!笑)というプランになるとお考えいただくと嬉しいです。(笑)そうすることで、生活が豊かになると信じていますし、この建物を含む地域の風景をも良くしてくれるのではないかとも思ってもいます。共感していただける方、どうぞお声掛けくださいませ!